誤読にご用心
会話中に指摘されて初めて知ることが多い、読み方の間違い。
さ
- 詐取
- 「さくしゅ」は誤読。金品をだまし取ること。ちなみに「搾取」は、階級社会において、生産手段の所有者が生産手段をもたない直接生産者から、その労働の成果を無償で取得すること。
- 流離
- 「――の旅」「――の身」。「りゅうり」は誤読。
- 早急
- 「そうきゅう」。これは慣用読みであり、本来は「さっきゅう」。
- 茶飯事
- 「ちゃはんじ」は誤読。「茶道口」。
- 五月雨
- 「ごがつあめ」は誤読。
- 残滓
- 「ざんさい」。これは慣用読みであり、本来は「ざんし」。のこりかす。
- 三一
- 「さんいち」は誤読。身分の低い若党・侍をけいべつして呼んだ語。「ぴん」はポルトガルpinta(点の意)の変化か。
し
- 詩歌
- 「しいか」。これは慣用読みであり、本来は「しか」。その他に「し」から「しい」の慣用読みが加わったものに「四至」「至宝」などがある。
- 直に
- 「ちょくに」は誤読。「直談判」「直炊き」など。
- 弛緩
- 「ちかん」。これは慣用読みであり、本来は「しかん」。
- 施策
- 「せさく」は誤読。「施行」「施設」など。
- 四十
- 「――肩」「――にして惑わず」。「よんじゅう」は誤読。
- 市井
- 「――の人」。「いちい」は誤読。まちなか。庶民の社会。
- 十回
- 「じゅっかい」は誤読。「十本」「(時間の)十分」「十指」「十徳」など。
- 実体な
- 「じったいな」は誤読。「実体」とはまじめで正直な・こと(さま)、「実体」とは実質、正体。
- 疾病
- 「しつびょう」は誤読。
- 差異もない
- 「さいもない」は誤読。たわいもない、という意味。
- 奢侈
- 「しゃた」は誤読。度をこえてぜいたくなこと。
- 煮沸
- 「にふつ」は誤読。
- 祝言
- 「しゅくげん」は誤読。「祝儀」など。
- 十姉妹
- 「じゅうしまい」は誤読。
- 蒐集
- 「――家」。「きしゅう」は誤読。「収集」の「収」は書き換え字。ちなみに、「集収」とするのは誤字。
- 宿命
- 「しゅくめい」。本来は「しゅくみょう」。
- 種種
- 「しゅしゅ」は誤読。さまざま。
- 手術
- 「しじゅつ」は誤読。「しゅじつ」でもない。
- 首相
- 「しゅそう」は誤読。「相伴」「外相」「蔵相」など。
- 輸出
- 「ゆしゅつ」。「ゆ」は「輸」の慣用音であり、正音は「しゅ」。
- 出色
- 「でいろ」は誤読。他より一段とすぐれている・こと(さま)。
- 出納
- 「すいとう」。本来は「しゅつのう」。
- 遵守
- 「そんしゅ」は誤読。法律・道徳・道理などにしたがい、それを守ること。また、誤読から「尊守」といった誤字も見受ける。
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