誤読にご用心
会話中に指摘されて初めて知ることが多い、読み方の間違い。
き
- 杏仁豆腐
- 「あんにんどうふ」。本来は「あんにん」ではなく「きょうにん」。中国語では「シンレン」。
- 強力粉
- 「きょうりょくこ」は誤読。
- 極右
- 「ごくう」は誤読。反対は「極左」。
- 綺羅星の如し
- 「きらぼしのごとし」は誤読。「綺羅星」は“綺羅、星の如し”から誤ってできた語。立派な人が連なり並んでいること。
- 今上
- 「こんじょう」は誤読。現在の天皇。厳密には「今上天皇」は重言。ちなみに、「昭和天皇」「大正天皇」などは崩御してから贈られる諡で、在位中の天皇に対して用いるのは誤り(天皇の死後、つけられていない間は「大行天皇」)。また、誤読から「今生天皇」といった誤字もしばしば見受ける。「今体」「今文」など。
- 禁制
- 「女人――」。「きんせい」。古くは「きんぜい」。
- 琴線
- 「――に触れる」。「ことせん」は誤読。間の心の奥深くにある感じやすい心情のこと。
- ギプス
- 「ギブス」は誤読。Gips。ドイツ語。
- キューピッド
- 「キューピット」は誤読。Cupid。
- キリマ・ンジャロ
- 「キリマン・ジャロ」は誤読。Kilimanjaro。アフリカ最高峰。スワヒリ語で、Kilimaは「山」、njaroは「輝く」で、「輝く山」という意。
く
- 奇しくも
- 「きしくも」は誤読。
- 庫裏/庫裡
- 「こり」は誤読。寺院の台所にあたる建物。
- グラウンド
- 「――キーパー」「アンダー――」。「グランド」は誤読。ground。
- グロッギー
- 「グロッキー」。本来は「グロッギー」。groggy。
け
- 敬遠
- 「けんえん」は誤読。「倦厭」とも誤用されやすい。「倦厭」は、あきていやになること。
- 軽軽に
- 「かるがるに」は誤読。「軽軽と」。
- 境内
- 「けいない」は誤読。「海内無双」「参内」など。
- 戯作者
- 「ぎさくしゃ」は誤読。戯作をする人。特に、江戸時代の俗文学作者。
- 煙に巻く
- 「けむりにまく」は誤読。
- 原因
- 「げいいん」は誤読。
- 嫌悪
- 「けんあく」は誤読。「けんあく」なら「険悪」。「好悪」「悪寒」など。
- 言質
- 「げんしつ」。これは慣用読みであり、本来は「げんち」。
- 源氏名
- 「げんじめい」は誤読。遊女や芸者などにつける呼び名。
こ
- 号泣
- 「ごうなき」は誤読。
- 香具師
- 「かぐし」は誤読。香具を作る人や売る人。てきや。
- 膏肓
- 「こうもう」。これは慣用読みであり、本来は「こうこう」。「膏盲」は誤字。「膏」は心臓の下、「肓」は膈の上。からだの中で一番奥深く、治療しにくい所。「病膏盲に入る」など。
- 好好爺
- 「こうこうじい」は誤読。
- 較差
- 「かくさ」。これは慣用読みであり、本来は「こうさ」。ちなみに、比較の差が「較差」、格付けの差は「格差」。
- 好事家
- 「こうじか」は誤読。変わった物事に興味を抱く人。
- 更迭
- 「こうそう」は誤読。
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