誤読にご用心
会話中に指摘されて初めて知ることが多い、読み方の間違い。
か
- 開眼供養
- 「かいがんくよう」は誤読。
- 灰燼
- 「――に帰す」。「はいじん」は誤読。灰と燃えがら。「灰土」「石灰水」など。
- 薫り/香り
- 「かほり」。歴史的仮名遣いなら「かほり」ではなく「かをり」。
- 花街
- 「――祇園」。「はなまち」は誤読。花柳街。
- 画す
- 「いっせんを――」。「がす」は誤読。また、「一線を隠す」といった誤字も見受ける。「画一」「画策」「点画」など。
- 香しい/芳しい/馨しい
- 「こうばしい」は誤読。「こうばしい」なら「香ばしい/芳ばしい」。
- 春日局
- 「かすがきょく」は誤読。
- 河川敷
- 「かせんじき」は誤読。
- 合算
- 「ごうさん」は誤読。合せて計算すること。「合唱」「合奏」「合併」など。
- 割愛
- 「わりあい」は誤読。惜しいと思いながらも省略すること。誤読から「割合(させていただきます)」などの誤字も見受ける。
- 金の草鞋で尋ねる
- 「きんのわらじでたずねる」は誤読。根気よく探し求めること。「かね」とは、藁に比べいくら歩いてもすりへらないじょうぶな草鞋のたとえ。
- 過不足
- 「かぶそく」は誤読。数量が多すぎることと少なすぎること。
- 軽んじる
- 「かるんじる」は誤読。「軽やか」など。
- 寒気団
- 「さむけだん」は誤読。
- 顔色無し
- 「かおいろなし」は誤読。顔色を失うこと。白居易「長恨歌」より。
- 完遂
- 「かんつい」は誤読。完全にやりとげること。
- 甲高い
- 「こうだかい」は誤読。「疳高い」とも書く。「甲走る」など。
- 間髪を要れず
- 「かんぱつをいれず」は誤読。“間髪を、要れず”ではなく“間、髪を要れず”と読み取る。「ぱつ」と読むなら「間一髪」。
- カドミウム
- 「カドミニウム」は誤読。cadmium。元素記号 Cd。
き
- 危急存亡の秋
- 「ききゅうそんぼうのあき」は誤読。「危急存亡」とは、危難が迫って、生き残るか滅びるかのせとぎわ。
- 既視感
- 「がいしかん」は誤読。「がい」は「概」。「既刊」「既婚」「既出」など。
- 旗幟鮮明
- 「きしょくせんめい」は誤読。はたじるしがあざやかではっきりしていること。転じて、態度・主義・主張などがはっきりしていること。
- 築く
- 「きづく」は誤読。「きづく」は「気付く」。
- 生蕎麦
- 「なまそば」は誤読。「生で飲む」「生娘」など。
- 忌憚
- 「――のない」。「いたん」は誤読。遠慮すること。
- 忌中
- 「もちゅう」は誤読。「もちゅう」は「喪中」。「忌中」とは、家族が死んだ時、家人が慎んでいる期間、「喪中」とは、人の死後、近親の者が喪に服している期間。
- 給湯
- 「きゅうゆ」は誤読。「銭湯」「湯治」など。ちなみに「きゅうゆ」なら「給油」。
- 教唆
- 「きょうしゅん」は誤読。けしかけること。「示唆」など。
- 行者
- 「ぎょうしゃ」は誤読。禅寺で、種々の雑用をつとめる者。「あんじゃ」とも。
- 拱手
- 「こうしゅ」。事に当たって何もしないでいること。これは慣用読みであり、本来は「きょうしゅ」。「拱する」「拱門」など。
[ 1
2
3
次頁 ]
▲ページTOP