意味にご用心
「そこで使うの変ですよ……、言葉の使うところが違う」という間違い。
あ
- 圧巻
- 「はるかに優れた力や勢力で相手を押さえつけること」という意味ではなく、「書物・催し物などの中で一番優れているところ」。誤用の意味にあたる言葉は「圧倒」。
- あっけらかんと
- 「傍の者があきれるほど、平然としているさま」。本来は「事の意外さに驚いて、口を開けてぼんやりしているさま」という意味のみ。
- 雨模様
- 「雨が降っている様子」という意味ではなく、「今にも雨が降り出しそうな空の様子」。
- アダルトチルドレン
- 「子供のような大人」という意味ではなく、「家族内トラウマの後遺症に悩む者」。adult children、AC。
い
- 寝穢い
- 「だらしない、見苦しい」という意味ではなく、「いつまでも眠っている、寝相が醜い」。だらしない、見苦しい、であるなら「意地汚い」。
- いそいそ
- 「せわしないさま」という意味ではなく、「うれしくて動作がはずむさま」。
- 一姫二太郎
- 「子供は女の子がひとり、男の子がふたりであるのが理想的だ」という意味ではなく、「子供は、最初が女の子で次に男の子が生まれるのが理想的だ」。
- 慇懃
- 「表面の態度は丁寧だが、心の中では相手を軽くみている・こと(さま)」という意味ではなく、「礼儀正しく、丁寧な・こと(さま)」。失礼にあたるのは「慇懃無礼」。これを略しても「慇懃」とはならない。
う
- 浮き足立つ
- 「うれしくて落ち着かなくなる。興奮する」という意味ではなく、「恐れや不安を感じて逃げ腰になる。落ち着きがなくなる」。うれしくて落ち着かなくなるのは「浮き立つ」。
- 淡口醤油/薄口醤油
- 「味・塩分濃度の薄い醤油」という意味ではなく、「料理素材の味や色を生かすために、色が薄くなるような製法で造られた醤油」。濃い口醤油より塩分濃度、糖分ともやや高い。醤油では「淡口」と書くのが一般的。
- 海千山千
- 「多くの経験を積んでいること」という意味ではなく、「様様な経験を積み、世間の表裏を知り尽くしてずる賢いこと」。誤用の意味にあたる言葉は「百戦錬磨」。
お
- 御足
- 「足の尊敬語」という意味ではなく、「おかね」。「御銭」とも書く。足の尊敬語は「御御足」。
- 御座形/御座成り
- 「真剣でないこと。いい加減にして、放っておくこと」という意味ではなく、「その場逃れにいい加減な言動をする・こと(さま)」。誤った意味は「等閑」。
- 押っ取り刀で駆け付ける
- 「おっとり(のんびり)駆けつける」という意味ではなく、「緊急の場合に取るものも取りあえず駆けつける」。
- 御前
- 「同等またはそれ以下の相手をさしていう語」。本来は「身分の高い人を直接にさすことを避けていう語」の尊敬語。
- 徐に/徐ら
- 「突然何かを始めるさま」という意味ではなく、「落ち着いて、ゆっくりと事を始めるさま」。
▲ページTOP