言葉にご用心
「微妙に何か変……、そんな言葉はありません」という間違い。
た
- 対症療法
- 「対処療法」は誤り。患者の症状に対応して行う療法。「対症」とは、症状に対するという意。
- 大団円
- 「大円団」は誤り。小説・劇などで、めでたく解決がつく最後の場面。
- 体調を崩す
- 「体調を壊す」は誤り(「体を壊す」と混同されやすい)。
- 叩けよ、さらば開かれん
- 「求めよ、さらば開かれん」は誤り。「求めよ、さらば与えられん、尋ねよ、さらば見出さん、叩けよ、さらば開かれん」。新約聖書より。
- 立つ鳥跡を濁さず
- 「飛ぶ鳥跡を濁さず」。本来は「立つ鳥」。立ち去る者は、あとが見苦しくないように始末をするということ。
- たわい無い
- 「他愛ない」。本来は「たわい」。「他愛」は当て字。
ち
- 血で血を洗う
- 「血で血を争う」は誤り(「血筋は争われない/血筋は争えない」と混同されやすい)。悪事に対処するために、悪事を以てする。殺傷に対して殺傷で報復する。血族あるいは同胞どうしが相争う。
- 著作権法違反
- 「著作権違反」は誤り。「著作権」を害うなら「侵害」。
つ
- 通行止め
- 「交通止め」は誤り。
- 爪の垢を煎じて飲む
- 「爪の垢を飲む」は誤り。
て
- 丁字路
- 「T字路」。本来は「丁字路」。「丁字定規」など。
- 轍を踏む
- 「二の轍を踏む」は誤り(「二の足を踏む」と混同されやすい)。前の人の失敗を繰り返すたとえ。「轍」とは車輪の跡のこと。
- 弖爾乎波/天爾遠波
- 「てにおは」は誤り。助詞・助動詞の用法、話のつじつま。
- 手持ち無沙汰
- 「てもちぶたさ」は誤り。何もすることがなくて、間がもたないこと。
- 伝家の宝刀
- 「天下の宝刀」は誤り。
- 天地神明
- 「天地天命」は誤り。天地の神々のこと。
- デファクトスタンダード
- 「デフォルトスタンダード」は誤り。de facto standard、事実上の標準のこと。ちなみに、defaultは債務不履行、また、パソコン用語で規定値のこと。
と
- 当然
- 「当(た)り前」。「当然」の当て字「当前」の訓読から。
- 度外視
- 「度返し」は誤り。かまわずに捨てておくこと。問題にしないこと。
- 独擅場
- 「独壇場」。「独擅場」の「擅」を「壇」と誤読して生じた語。
- どじを踏む
- 「どじをする」は誤り。
- 取(り)沙汰される
- 「取りだたされる」は誤り。「取り沙汰」とはうわさのこと。
- 取り付く島もない
- 「取り付く暇もない」は誤り。
- 度量が大きい
- 「器量が大きい」は誤り。心が広いということ。「度量」は心の広さ、「器量」は力量や容姿。
- 取る物も取り敢えず
- 「取るものも取らず」は誤り。大急ぎで、また、あわてて行うさま。ちなみに、「取り合えず」は誤字。「取り敢えず」。
- どんぐりころころ どんぶりこ
- 「どんぐりころころ どんぐりこ」は誤り。童謡「どんぐりころころ」の歌詞。「どんぶりこ」は擬音表現。
- とんでもない
- 「とんでも御座いません」は誤り。「とんでもない」で一つの単語。また、「飛んでもない」と表記するのは誤字。
- 貪欲
- 「貧欲」は誤り。
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