言葉にご用心
「微妙に何か変……、そんな言葉はありません」という間違い。
か
- 垣間見る
- 「垣間聞く」は誤り。「垣間見」「垣間見る」で一つの単語。
- 顔色を窺う
- 「顔を窺う」は誤り。
- 掛け替え
- 「掛け甲斐」は誤り。「――のない」。
- 風の便り
- 「風の噂」は誤り。
- 家宅捜索
- 「家宅捜査」は誤り。裁判所・検察官・警察官などが容疑者や証拠を発見するため職権によって住居の内外を捜索すること。
- 傍ら痛し
- 「片腹痛い」。「かたはら」を「片腹」と誤ってできた語。
- 恰好良い/格好良い
- 「かっこいい」は誤り。「恰」はちょうどの意、「格」は書き換え字。「かっこわるい」ではなく「恰好悪い」、「かっこつけ」ではなく「恰好付け」。
- 過渡的
- 「過度的」は誤り。ある状態から新しい状態へ移り変わる途中であるさま。また、「過渡的」を「かどてき」と読むのも誤り。「過渡期」「過渡現象」など。
- 金に飽かして
- 「金に任せて」は誤り。
- 彼を知り己を知れば百戦殆からず
- 「敵を知り己を知れば百戦殆からず」は誤り。「知彼知己、百戦不殆」。孫子の兵法より。
- 乾布摩擦
- 「寒風摩擦」は誤り。皮膚鍛練法の一。かわいた手拭いなどで体をこすること。
き
- 疑心暗鬼を生ず
- 「疑心暗鬼を抱く」(「疑いを抱く」と混同されやすい)。本来、「疑心」から「暗鬼」を生ずることをさしている。
- 絆が強い
- 「絆が深い」は誤り。本来、「絆」とは、動物をつなぎとめる綱のこと。
- 期待外れ
- 「期待倒れ」は誤り。
- 狐につままれる
- 「狐に包まれる」は誤り。狐にばかされる。また、意外ななりゆきに訳がわからなくなり、茫然とすること。「つままれる」とは、騙されること。
- 木で鼻をこくる
- 「木で鼻をこくる括る」。これは誤用が一般化したもの。本来は「こくる」。「こくる」とはこするの意。ひどく無愛想にもてなすこと。
- 器物損壊罪
- 「器物損害罪」は誤り。刑法第二六一条。文書・建造物・艦船以外のものを損壊・傷害する罪。
- 脚光を浴びる
- 「脚光を集める」は誤り。
- 旧態依然
- 「旧態然」は誤り。旧のままで少しも進歩発展のないさま。
- 玉石混淆
- 「玉石混合」は誤り。[抱朴子尚博「真偽顛倒、玉石混淆」] すぐれたものとつまらないものとが入りまじって区別がないこと。
- 議論白熱
- 「議論伯仲」は誤り。「伯仲」とは、優劣のつけにくいこと。
- 極め付き
- 「極め付け」は誤り。
- 奇を衒う
- 「奇を狙う」は誤り。「衒う」とは、ことさらに才能や知識をひけらかす、という意味。
く
- 櫛の歯が欠けたよう
- 「櫛の歯が抜けたよう」は誤り。あるべきものが、ところどころ抜けているさまにいう。
- 苦汁を嘗める
- 「苦汁を味わう」は誤り。
- 口車に乗る
- 「口車を合わせる」は誤り(「口裏を合わせる」と混同されやすい)。
- 口は禍の門
- 「口は禍のもと」。本来は「門」。舌詩「口是禍之門、舌是斬身刀」より。
- 首を傾げる
- 「頭を傾げる」は誤り。疑問・不審のある様子をすること。
け
- 結果オーライ
- 「結果往来」は誤り。オーライとは「all right(よろしい)」の意。
- 決死の覚悟
- 「必死の覚悟」は誤り。
[ 1
2
次頁 ]
▲ページTOP