言葉にご用心
「微妙に何か変……、そんな言葉はありません」という間違い。
う
- 上を下への大騒ぎ
- 「上へ下への大騒ぎ」は誤り。
- 動く歩道
- 「歩く歩道」は誤り。
- 鬱陶しい
- 「うっとおしい」は誤り。
- 鵜の目鷹の目
- 「魚の目鷹の目」は誤り。鵜が魚を追い鷹が獲物をさがすときの目のように、鋭いまなざしでものをさがし出そうとするさま。
- 紆余曲折
- 「うよう曲折」は誤り。事情が込み入っていて、いろいろ変わること。また、「羽陽曲折」といった誤字も見受ける。
- 恨み骨髄に徹する
- 「恨み骨髄に達する」は誤り。非常に強いうらみの形容。
- うろ覚え
- 「うる覚え」は誤り。
- 薀蓄を傾ける
- 「薀蓄を垂れる」は誤り(「説教を垂れる」と混同されやすい)。
え
- 餌をやる/餌を与える
- 「餌をあげる」は誤り。「あげる」は謙譲語。「花に水をやる」など。
- 枝も撓
- 「実もたわわ」は誤り。「たわわ」とは、枝がしなうさま。
- 襟を正す
- 「襟元を正す」は誤り。
- 延延と
- 「永遠と」は誤り。「――語る」。
- 縁は異なもの(味なもの)
- 「縁は奇なもの」は誤り。男女の縁は常識では考えられない不思議でおもしろいものであるの意。
お
- 負いかねます
- 「負いかねません」は誤り。「かねる」とは、「…しようとしてもできない、…することがむずかしい」といった否定の意味。
- 押しも押されもせぬ
- 「押しも押されぬ」は誤り。
- 鬼も十八番茶も出花
- 「娘十八番茶も出花」は誤り。醜いとされる鬼も年頃になれば美しく見え、番茶でもいれたばかりのときにはよい香りがする意から。
- 覚束無い
- 「おぼつかぬ」は誤り。「覚束無い」は当て字、はっきりしないこと。「おぼつかない」で一つの語。
- 汚名返上
- 「汚名挽回」は誤り(「名誉挽回」と混同されやすい)。「挽回」とは、失ったものをとりかえすこと。
- 汚名を雪ぐ
- 「汚名を晴らす」は誤り。
- 思いも寄らない
- 「思いもつかない」は誤り(「思い付かない」「考えもつかない」と混同されやすい)。
- 御求めに成り易い
- 「お求め易い」は誤り。「――価格」。「お食べになりやすい」「お休みになりやすい」など。
- 阿らず
- 「阿ず」は誤り。「阿る」とは、へつらうこと。動ラ五。
- 御役御免
- 「御役目御免」は誤り。
- 恩に着せる
- 「恩を着せる」は誤り。「恩を売る」など。
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